2018年7月31日火曜日

本日のあとがき

北極から帰り、絶対的な虚無の氷原を懐かしく思いながらも、旅行記はさておいて執筆に邁進でやんす。まさかここまで〆切が連打になるとは思わず、ひいひい呻きながらも、どうにかなりました。

年のせいか、自分が書いたものをしばしば忘れるようになったので備忘録的にあとがきを書くことにします。


1)『アクティベイター第6回』
行動派で人情に弱い不器用な男と、頭脳派で怜悧で不器用な男。
本来であれば相容れなかったはずの二人の男が、亡き女性を介して義兄弟となり、巨悪と難事件に挑む……という大好物な人物造形に、いつの間にかなっていました。
ミリタリー設定はからっきし弱いので、専門の方(素晴らしく素敵な本職の方々をご紹介いただくことができて大感謝!)に助力を仰ぎ、単行本にまとめる際、そのときの最新情報に即して修正する予定です。
今話は、8月売り「小説すばる」に掲載。
(「〇月号」と「〇月売」と「〇月〇日と配本」のズレとか、だんだん分からなくなってきます。間違ってたら後で直します)


2)『剣樹抄 第4回』
前話は、吉原の花道で「外八文字」を考案したお勝さんと、歌舞伎の題材にもなった旗本奴・水野十郎、ならびに町奴・幡随院長兵衛に、ご登場を頂きました。
今回は、お相撲さんがテーマです。
「初代横綱」として力士碑に名を刻まれた方が、ご登場。
そして当時、江戸一番の怪力として知られたもう一人の方も、ご登場。
水戸光國が青春を送った江戸初期は、身分の上下にかかわらず、あっちもこっちも天才的な規格外の人達ばかり。まるで、びっくり箱みたいな時代ですね。
ちなみに、江戸初期の相撲は、殴るわ、蹴るわ、しかも関節技もありだわ、総合格闘技みたいな武芸だったようです。
巨漢たちと対峙する、光國と「くじり剣法」の了助の活躍をお楽しみ下さい。
こちらは、8月売り「オール讀物」に掲載。


3)『十二人の死にたいこどもたち』文庫版・改稿(初稿)
ちょっと予定外に改稿スケジュールがぶっ込まれて、これは北極なんかに行く作家にはそのあと何が起こるか思い知らせてやろうということでしょうか。
まあ、行く前から言われてはいたのですが。
以前、公式Twitterアカウントでもつぶやきましたが、目次からして修正するというのは、冲方作品には割と珍しい改稿。
コミック版(画・熊倉さん)のクォリティの高さに負けないよう、しっかり磨きをかけて参りますので、ぜひお手にとってみて下さい。
十月発売予定です。


4)『麒麟児』単行本・改稿(初稿)
前半はほぼほぼ書き直しました。もともと予告編を二つも出した上に、明治150年記念に合わせて、どんどこ進めた連載でしたので、かなり重複するところもあり、ごっそり加筆修正。ようやくすっきりまとまりました。
戦火を防ぐため、むしろ何もかもを焼き払う覚悟で、ギリギリの対峙へと赴く二人の麒麟児のぶつかり合いをお楽しみ下さい。
十月発売予定です。


5)『月と日の后 第6話』
いよいよ藤原氏のドロっドロした歴史に突入。
とある席で、「今、中宮彰子を主人公にして書いております」と話したら、『はなとゆめ』の読者の方から、
「あなたは行成(裏切り者)か!」
と叫ばれてしまいました。
割と多い反応ですが、彰子も彰子で大変な人生です。彰子14歳。定子の産んだ皇子を養育しろと言われ、呆然としながらも皇子のために奮起するあまり、藤原氏が秘めた禁断の歴史の扉を開けてしまう彰子をお楽しみ下さい。


6)アニメ『蒼穹のファフナー』
着々と進行中。8月はイベントですね。聞くところによればカノンがいなくなった日に合わせてきたとか。生誕祭以外も押さえにきたということでしょうか。詳細は公式を待て。


こう言っては何ですが、二週間ほど消えた割には、真面目に仕事をしていますよ。そうは思いませんか。そろそろ失踪していいですか。


7)『マルドゥック・アノニマス 第22回』
これから書きます!
バロット+ウフコックVSハンター陣営、引き続き大盛り上がりの巻。