2017年1月22日日曜日




【白湯ばっか】待ち会サミット無事終了【飲んでました】

『十二人の死にたい子どもたち』直木賞ノミネート待ち会&サミット総選挙結果発表。

前々夜に胃腸炎が襲来。リバース&エグゾーストでのたうちまわり、もうろうとして迎えたイベント当日。サミット会議で「全員正装」と決まったため前年に予約したセール30%オフのスーツが手違いで届かず、イベント開始十分前に会場に運ばれるというネタのおまけつき。
他にも大小トラブルが重なり、今年の厄払いはひといきに終え、全て結果オーライ。

かつてサムライはセップクするとき腹の中身を綺麗にするためわざと腹を下したと『シグルイ』か何かで読んだ通り、これぞ精進潔白。
「顔と胴回りがしゅっとしましたね」と、おびただしいリバースの成果を讃えるサミット・メンバー(鬼)。
アパレル系の方にその場でぴしっと着付けてもらい初スーツでも綺麗に着こなせましたよ。
そして病み上がりのリハビリにこの文を書いているため、久々にブログもしっかり更新なのです。

そんな裏事情がありつつ。
平日夕方五時、イベントとして成り立つのか疑問視された時間帯にもかかわらず、集って下さったファンのお陰で、大変有意義なイベントとなりました。

合否の電話を待つ間の、サミット企画・総選挙結果発表のあのやたらと神妙な空気。
電話が鳴った瞬間、会場の全員が沈黙し、コール音だけが鳴り響くさまは、なかなかないリアルイベント体験だったのではないでしょうか。
結果は残念でしたが、おかげさまでまたふつふつとやる気がわいております。

誰かが受賞したことも、単純に嬉しい。最もしょんぼりするのは「該当者無し」で、これはもう、なんと言ったらいいかわからない気分にさせられたと思います。
受賞された恩田陸さんとお会いしたことはありませんが、担当編集者がときおりかぶっていた親近感のせいか、自然と嬉しく思えました。大変おめでとうございます。

それにしても。

受賞ならずとなった作家には新たな気分(良いか悪いかは本人と周囲次第)を与え、読者には作家と業界に注目するきっかけを与え、業界には売れどきを設ける。忌憚ない言い方をさせてもらえれば、(注目される作家の心身には酷ですが)非常に良くできた賞だと思います。

「2月8月の本が売れない時期をしっかり盛り上げよう」というのが賞の創設者・菊池寛の考えだった――
と聞きかじっており、本当にそうか、根拠となる文典を読んだわけでもありませんが、なるほどこれは効果的な施策で、百何十回と続けられるわけだとノミネート二回目にして改めて思わされた次第。(作家のヘイジョーシンはしばしば危機に陥りますが)

その点、本来であれば作家が一人で悶々としている時間を、試行錯誤ながらイベント化できたことは、業界を刺激しようという賞の意図に、多少なりとも寄り添えたのではないかと思います。

ちなみにこれまた聞きかじり。
菊池寛は「金のない書き手志望者や女学生に翻訳小説などのシーンをばらばらに分担させた」とか「小説のシーンを割り振って書かせた」といった、集団執筆も試みたとか。
本当かどうかはさておき、そんな話を聞いたことをきっかけに、初期アシスタント制度や、二次創作解禁、冲方塾、アニメの脚本制作での分担方針といった、「集団執筆」を思案したものでした。

サミット総選挙の結果の結果や、冲方塾の今後についても、引き続き告知して参ります。
サミットツイート @ubukata_summit
サミットブログ http://ubukatasummit-blog.blogspot.jp/