2015年8月10日月曜日

【本日の創作四方山話 創作の距離①】

さあ、作品を作ろう、というとき、何を創作のきっかけとするかで、大きく結果が変わります。

この創作のきっかけは、大まかに三つにわけるとわかりやすい。
主題(テーマ)、動機(モチーフ)、要請(ニーズ)です。
ある「ものごと」を、「どういう」材料で描き、「誰に」届けるかということです。
これらをどんな風に設定すべきかは、その人の自由です。ただ、何をどう作るにせよ、最低限、意識しておくと良いことがあります。
それら三つのきっかけと、作り手との距離感です。
この距離も、大まかに三パターンにわけるとわかりやすい。
近い、遠い、ゼロ。

近いとは、自分が見出したテーマ、自分にとって身近なモチーフ、自分が共感できる人々が抱くニーズです。自分の体験や妄想や気分といったものを扱ったり、よく知る人々に向けて描こうとすることをいいます。

遠いとは、すでに広く普及したテーマ、誰にでもわかるようなモチーフ、万人に通用する広いニーズを、創作のきっかけとすることです。

ゼロとは距離がないこと。作品そのものがテーマ・モチーフ・ニーズとなります。
あるとき訪れたインスピレーションの意味を追及することが目的で、誰が楽しむかは二の次。作品と作り手だけの対話となります。

これらは必ずしも固定されず、様々な距離感が混じり合うのが普通です。

テーマ・モチーフ・ニーズを、近い・遠い・ゼロのどれに設定するかで、作り方も、出来上がるものも、全く変わってくるのです。