2014年7月21日月曜日

☆本日のお知らせ=「一分でわかる冲方作品動画の募集」プレ告知
  おまけ=二次創作について考えた「ホールドアップ編」☆

 さて、二次創作について考えたきっかけは、そもそも冲方サミットの会議にて「動画を一般公募しよう」と提案されたことにあります。
 先のイベントにて流された、編集者たちが涙ぐましい努力で、あるいは大人の力を駆使して作った動画がございます。
 各自の担当作品を、頑張ってだいたい一分で説明するという動画で、まあ、作るのに時間がかかるわ、何点かは大いに残念でダメなことになっているわ、なんとも仕方がありません。

 こうなっては一般公募し、選ばれた動画の制作者には様々な賞品をプレゼントしてしまおうではないか。

 そんな企画が、サミットHP等で告知されるはずなのですが、まだ整備に時間がかかるので、先に君のブログで話しておきたまえ、と申しつけられた次第。
 



【◎「一分でわかる冲方作品動画」募集の骨子】
・冲方が執筆した、もしくは関わった作品のいずれかを、だいたい一分で説明する動画を募集します

・版権物は一切使わず自力でどこまでできるかトライしていただく。あるいはフリー素材をお使いいただく。

・ロゴやキャラクター等のデザインを模写することについて、「著作権的にどうなのか、嫌がるクリエイターは本当にいないか」といった問題は、二次創作の許諾に大いに関わりますので、あらかじめクリアにしておきます。

・応募手段は、ニコニコさんの冲方サミット・チャンネルを活用することになるでしょうが、まだはっきりとは決まっていません。

2014年中に始動し、年末もしくは来春にて発表するでしょう。

・最優秀作品の作り手には「冲方作品に登場する権利」が与えられます。

 ※受賞された方のお名前が、冲方の新作に登場する誰かの名前になります。
 お名前はご本名でもペンネームでも可能です。
 公序良俗に反するたぐいのお名前にしたい場合、一行で登場して退場してしまうこともありますのでご了承下さい。
 最後まで生存するか、無惨に散るかは、そのときの運ですのでご了承下さい
 時期的に連載中か出版間近であろう『テスタメントシュピーゲル』が対象となりそうですが、それ以外の作品や、小説以外の媒体になる可能性もあります。どうなるかは運ですのでご了承下さい


 骨子は以上です。詳細は改めて発表させていただきます。



【二次創作について考えた「ホールドアップ編」】

 ところで、先日ブログで書かせていただいた、二次創作の「全面解禁」を許諾する規約ですが、作品によっては下記のような様々なホールドアップの方法が想定されます。


1)「一次作品(原作およびメディアミックス)の生産・流通・販売を阻害しない限りにおいて
 
 この一文を加え、作家側がその「監督」を出版社などに委託する形をとることができます。
 出版社などは、「作家の意向を受けた上で、製紙・印刷・流通・通信販売・電子販売・書店さんなどと広範囲に二次作品に関して交通整理する」ことができますし、深刻な交通事故をかなり防げるでしょう。

 
 冲方個人が何かするせいで他に迷惑がかかる場合もありますので、かなりのケースでこの限定が必須になるでしょう。

 あるいは、もしアマゾンさんが、キンドルさんとも連携して二次創作作品を大々的に売り出し始めるなどした場合、多くの作家=出版社が一体となって交通整理をする必要が生じるでしょうから、あらかじめ上記の態度を明確にしておく必要があります。


2)「期間設定

 対象作品を限定するだけではなく、「何年何月何日から一年間」とか、「公募期間中」とか、「番組の最終回が放映されてのち半年間」とか、期間を設定した解禁が可能です。

 期間が過ぎたらおしまい。それ以降は許諾しないとする。公認のお祭り施策として行うことができますので、許諾が容易になるかと思われます。

 また、「特段の事由がない限り、毎年、更新されるものとする」としておけば、いちいち更新を発表する必要もありませんし、問題が生じた際のみ更新の中止を発表するだけで済みます。


3)「定期設定

 たとえば「毎年、8月と12月に限る」と明記する。
 こうすると、自動的に「特定の即売会のみに限定する」ことが可能です。
 それ以外の時期における通販などに関しては、細かく規定せずとも、「許諾しない」という態度表明が可能となります。
 
 


お馬鹿な動画を関係者が作る」ということを真面目に考えたことがきっかけで、びっくりするくらい、とにかくいろいろと考えなければならなくなる。
 結局はそれが、一次も二次も関係なく、この時代の作品作りに携わるということなのだと思います。