2012年10月27日土曜日

☆本日のありがとうございます☆

遅くなりましたが、
第三回 山田風太郎賞を受賞いたしました。

窪美澄さんと同時受賞です。
とっても光栄です。

ともに走り続けて下さったチーム光圀伝の皆様に、感謝です。

頑張ります。

2012年10月22日月曜日

☆本日のつぶやき☆

ツイッター小説へのトライアルに、違う方面が興味津々という本末転倒。

それ以前に、スケジュールは藪に覆われました。

不如意。


2012年10月19日金曜日

☆本日のつぶやき ツイッター小説連載☆

というわけで一晩あけてジャストアイディアの熱を冷まし、冷静に考えてみた。

間違いないのは、〆切荒野において連載モノほど完成しやすいということだ。

書き下ろしの完成度に比べ、連載の功罪はさまざまに語られるが、しかし実際、書き終わるし本は出る。とにかく何かがどうにかなる。
初稿であろうが否応なく世間に露出させられ、停滞も進行もあらわとなる連載のプレッシャーは侮れない。それは恐るべき勢いで書き手のみならず関係者全員を、「書かねばならない」状況へと追い込む。そういう状況で書けなくなったときは、もう本当に書けないときだ。
逆に言えば連載は、カラカラになった作家から最後の一滴まで搾り取る恐るべき手段なのだ。

一方で、少し書き、少し発表し、少し休む、という連載労働には、中毒的・殺人的な持続効果がある。まさに「万里の長城は少しずつ作ってみせた」という格言通りに。(当然と思われるかもしれないが、労働者の士気低下がいちじるしい長城建設現場では、現場監督が少し作らせては建設現場など環境を変え、ときどき思い出したように完成部分を誉める、ということを繰り返し、労働者のやる気維持に尽力したのである)

まだ効能はある。期日までに完結できず、はるかにぶっちぎろうとも、連載が続く限り、関係者も読者も、いつか訪れるゴールを信じ続けてくれるものだ。(ただしあまりにぶっちぎると、連載する雑誌を変えねばならなくなるが。)

さらには連載自体が広告となり、刊行時のニーズをおのずから高めることが期待できる。「かねてから連載を追い続けて下さった方々」という頼もしき親衛隊とともに出版戦争に参加できるのだ。だからこそ文芸誌は連載を重視する。

というわけで。
『テスタメント・シュピーゲル』である。

終わりを約束して、はや二年。このままでは作者の内面が変化して永遠に書けなくなる。コワイ! ならば完結のため、最後の手段として、連載という地獄の加速装置を起動させるのだ。『テスタメント』を完結に向けて連載させてしまうのだ!

だがこれについては多くの問題があって実現しなかった。まず媒体がない。文庫母体の雑誌であったザ・スニーカーは眠りについた。いや、もし連載できても外伝に終始せざるを得なかっただろう。ライトノベルの連載とはそういうものだ。一ヶ月か二ヶ月、長くても三ヶ月程度で本編が書き下ろせるものを連載させる意味がない。

長編連載のスキームはライトノベルにおいて珍類に属する。事実、シュピーゲルも短編連載はやったが、一話完結の縛りゆえシリーズ推進力は低く、刊行時にどっさり書き直さねばならなかった。

ライトノベルに連載は不似合いだ。本編を出せ。そういう縛りが徐々にジャンルと作品を規定するようになった。その規定からはみ出したまま、『テスタメント』は今にいたる。といって書き下ろし期間を十分に設定するためのスケジュール調整が可能になるのは、早くても二年後だ。

まさに塞翁が馬! 『天地明察』も『光國伝』も連載だから書けた! だが、ある作品の成功が、別の作品を殺してしまう! 同じ会社から出しているのに!

では諦めるのか? 媒体がないから? 連載という加速装置は手に入らず、作者自ら未完を受け入れろというのか? 嫌だ! そう悶々としていたときである。

私はニンジャに出会った!
ツイッター小説! 
140字の連載!
なんたるアンタイセイ! 

これだ! 私の胸に希望の炎がやどった!
『テスタメント・シュピーゲル』の続きをツイッターで連載するのだ!

……だが、もちろん、問題はある。

第一は、持続可能かどうかだ。『光圀伝』の連載期間が当初の三倍以上にも伸びたことはご愛敬だとして、問題は期間ではない。発表され続けたかどうかだ。あれは続いたから続いたのだ。しょっちゅう休載していたら、雑誌として続けることは難しかっただろう。ではツイッターは? 最後まで続けることができるのか? 
やってみねばわかるまい!

第二は、連載ペースだ。どのようなペースで、どれだけ書くべきか? 新聞連載は「1日×原稿用紙2枚半」だという。ほぼ1000字。だが毎日アップすることはスケジュール上、不可能だ。週刊か? 隔週か? 
やってみねばわかるまい!

第三は、超変則的な連載を、担当者がまっとうできるかどうかだ。時間感覚がなくなることで書ける作家に、規則正しい発表など金輪際できない。担当者が原稿を催促し、次々にツイートを投下するという、手間をかけたものになる。
果たしてやれるのか? イトゥーイさんはトゥイートを受け入れるのか? 
おお、『マルドゥック』のトゥイーたちみたいな語呂合わせだ。いける気がする!

第四は、出版社そのものが超変則的な連載を許容するかどうかだ。ツイッターは無料の媒体。そんなものに原稿料は出せない。そもそもネット発表を嫌がる出版社は多い。だが待て。『ニンジャスレイヤー』は角川グループが出している。しかも角川会長はニコニコ動画にも理解がある方だ。
これはいけるのではないか? あわよくば雀の涙程度の原稿料すらもらえるのでは? 1ツイート5円とか? それはすごい金額になるぞ。いや、問題は金額ではない。連載による完結ロードの開拓だ。未完拒否だ。
しかし原稿料は欲しい! これについては保留だ!

第五は、文体と中身だ。まずルビは不可能。カッコ内処理はよくない。分量やリズムはどうする。140字ごとの工夫はいかに? ものすごい数のつぶやきになるのではないか? さすがにアンタイセイを叫んでいれば良いというものではない。そもそも果たして読めるのか? ハッシュタグとか入れるのか? 面倒くさい! あるいは断片化して空白を設け、出版時の加筆を想像させる? 
ええい、やってみねばわかるまい!

第六は、むろんのこと、読者諸兄の反応だ。果たしてこの画期的アンタイセイを、暴挙ともいえる連載体制を、成功するかどうかわからぬ、終わるまでアクセルを踏み続けねばならない超チキンレースを、受け入れてもらえるかどうかだ。読み続けてもらえるかどうかだ。
あまりにフォロワーが少なければ、「打ち切り」もありうる! 完結しようとして、むしろ頓挫することもありうるのだ! その場合は打ち切りレッテルにより出版すら危うくなるだろう! 
だが、やってみねばわかるまい!

というわけで角川スニーカー担当者に、上記をぶん投げてみた! 
反応はいかに!

2012年10月18日木曜日

☆本日のお知らせ☆


劇場アニメ『マルドゥック・スクランブル排気』
 &
映画『天地明察』 公開中!!


…ついに、三ヶ月にわたる全国舞台挨拶およびプロモーションがひと段落いたしました。劇場に足をお運び下さった方々に、深く感謝申し上げます。
差し入れやお土産を下さった方々、ありがとうございました!完食でございます!

『天地明察』および『光圀伝』および『マルドゥック』関連のプロモーションも、当初の予定の三倍近い件数となり、取り上げて下さった方々に感謝しきりです。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

かくしていよいよ山積する〆切の荒野に解き放たれたわけですが、それにしてもマスト・ダイであった『光圀伝』刊行に〆切資源を食い取られ、マニフェストである『テスタメント』や、よもや数年前に約束された〆切がこのようにこうして折り重なるとは思いもよらなかった新聞連載、ファフナー、そして今は明かせぬあんな企画まで。

まさに地獄の蓋が開いた真っ赤なスケジュールを前に、なんとか起死回生のすべはないかと模索している今日この頃。ひょんなことから手に入れた『ニンジャスレイヤー』が苛烈なまでに面白すぎました。
あわよくばニンジャソウルが降臨し、我も140字という名のジュー・ジツを会得すべきかと真剣に考え始めております。

ツイッター連載…。フーム(゜Д、゜)