2011年8月12日金曜日

☆本日の一言☆

虚無とは、厭世的な気分の中で感覚が研ぎ澄まされていき、世界の中でただ一人しかいないと思うような感覚です

CONISCHさん。今年9月3日公開の『マルドゥック・スクランブル劇場版第二部「燃焼」』用パンフレットに収録予定のインタビュー記事にて。

こうも的確に『マルドゥック』における核心の一つを指摘されるとは。
上記の一言の他、林原さんをはじめとするスタッフ陣のインタビュー記事それ自体が、いわば『マルドゥック・シリーズ』の総評論集とでもいうべきものになっていて、喫驚。

僕が言うのもなんですが、劇場に足をお運びいただいた方は、ぜひパンフレット購入を推奨です!

とにかくあらゆるスタッフが作品の深部におそろしく食い込んでくる。
小説では言葉にしていない部分を「発見」し、さらに先へ進んでいっている。
『アノニマス』で書こうとしていたことを先取りされていてぎょっとなったり。

作品としてはとんでもなく幸福であり、原作者としては恐ろしい人たちに囲まれて戦闘態勢であり、一スタッフとしてはこれほどやり甲斐のある現場はまたとありません。

素晴らしい作品に仕上がっていると思います。ぜひお楽しみ下さい!



2011年8月4日木曜日

☆本日のお知らせ☆

○「伝統的七夕ライトダウン」の呼びかけ

http://7min.darksky.jp/


伝統的七夕ライトダウン2011推進委員会より、「六本木ヒルズから夜空とライトダウンを眺める「東京ライトダウンウォッチング」を開催できる運びとなりました」とのこと。
詳しくは上記HPへ! 東京タワーの消灯とともに、果たして東京に星空が現れるか??
 


○☆本日の撮影観測 その2☆

映画『天地明察』の撮影見学第二弾。

雄弁な美術背景を呑み込み、それぞれの人物を演じる役者陣のすごさは、圧倒的。
BGMも映像処理も何もない、周囲を数十人ものスタッフたちが取り囲んでいる状態であるにもかかわらず、カメラが回り始めるやいなや、作品世界に引きずり込まれました。

特に、渋川春海こと安井算哲を演じる岡田さんが、さっと白刃から顔を背けようとした瞬間、
(危ない)
と思ってしまったことに、僕自身、驚きました。
(撮影に、真剣を使っている)
なんて危険なことをするのだろう、と唖然となったわけです。

もちろん、本当に刃を使うわけがない。こすっても切れない、いわば、ただの棒に等しい刀です。なのに、そのときの僕の目は、本物の刃だと信じて疑わなくなっていた。岡田さんや役者陣の演技の力、あるいは時代劇という伝統の技芸が、切れないはずの刀を、鋭い真剣に変貌させてしまった。
話には聞いていましたが、本当にそういうことが起こるとは。
驚くやら感動するやら、
(負けるものか)
などと、露骨に対抗心を燃やさせられるやら、とにかく今も深く印象に残るシーンでした。

(※どのシーンかは映画を観てのお楽しみです。)