☆本日のおめでとうございます☆
12月11日は僕にとって思い出深い日となりました。
何しろ第32回日本SF大賞の選考発表と、舞台蒼穹のファフナー千秋楽がばっちりバッティング。
SF大賞の審査を優先せざるを得ませんでしたが、やはりこの二つは僕にとって因果(*)だなあ、と思いました。
(*)『マルドゥック』が第24回SF大賞をいただいたときにTV版『ファフナー』がスタート。8年経って時期が重なるとは、不思議な因縁を感じます。
選考結果はこちらの通り。http://www.sfwj.or.jp/
SF大賞は、『華竜の宮』に。
特別賞は、『日本近代奇想小説史』に。
特別功労賞は、故・小松左京氏に贈られました。
上田さん、横田さん、本当におめでとうございます。
『希望』『ダイナミック・フィギュア』『魔法少女まどか☆マギカ』も、きわどい接戦だったと思います。
最後まで、どれが受賞してもおかしくなかった。
もしノミネートされた年がそれぞれ違っていたら、全作品が大賞を獲得していたかもしれません。
執筆者・制作陣には、惜しみなく賞賛と感謝の念を捧げたいと思います。
とともに、選考発表ではニコ生さんも入っていたりと、あまり個人的な意見は出せなかったのですが、ぜひこの機会に、各社にご一考いただきたいことが一つ。
作品がノミネート作品された暁には、ぜひ可能な限り、作品を無償で審査会にご提供いただければと切に願います。(※)
SF作家クラブは同好グループとして発足しているとはいえ、SF大賞はいまやビジネス面で有用なイベントとなっております。受賞作のみならず、ノミネート作品やその周辺作品もふくめ、新たな客層へアピールする好機なのです。
今後ますます円滑に賞が運営され、広く耳目を集める手段を講じてゆく上でも、ノミネート作品を審査員の人数分だけ購入するのではなく、ぜひとも製品をお送りいただければと、非常に手前勝手ながらお願い申し上げます。
特に早川書房さん(**)。今年の大賞受賞を期に、SF業界の新たな歴史の(***)ためにも、ぜひSF大賞ノミネート常連である早川書房さんが、率先して審査のため作品の無償提供に踏み切っていただけたなら、これほど強いアドバンテージはありません。
ノミネートされた作家さんたちも、まさか嫌がるとは思えません。審査員の人数分だけ売り上げが減るなどと言い出す営業がいるとも思えません。
重ねてぜひとも、お願い申し上げます。
(**)「刊行時には見本をいっぱい発送しているじゃないですか」とブログで書いたところ、「慣例でそうなっていただけ」とのこと。
(***)「かつてSF大賞創設期、徳間書店と早川書房の間で、受賞作の版権を巡り、仁義なき抗争があったのだよ」と伺ったのですが、現在は両社ともそんなこと考えていないそうです。
(※)結局、色んな人の思いこみで、なんとなく買い取りが慣例になっていたようです。
というわけで、来年から普通に無償提供されるそうです。