2010年4月10日土曜日

※本日の一言※

ここ座れ。とって食わねえから

大丈夫だ。俺たち怖くねえから
 大沢在昌先生と北方謙三先生。吉川賞授賞式の控え室にて冲方が入室した際に。そういうのをとって食う怖い人たちなのではと思いつつ着席。怖かったよ母ちゃん。でもとても素敵な兄貴な方々でありました。


「『(冲方丁が)ガチガチに緊張していて可哀想なので二次会に顔を出さないようにしました』とのことです」
 講談社編集者、宮部みゆき先生のご連絡について伝聞。授賞式後の二次会ののち。本日ほぼゆいいつの優しい一言に涙目でした。


※「二次会に顔を出す」とは
 吉川賞の授賞式ののち、受賞者それぞれが個別に二次会を開き、その祝宴の場に、審査員の先生方が一人ずつ訪れて受賞者に言葉を贈るという慣習のこと。
 冲方の場合、二次会会場に行くと、既にして大沢在昌先生が前年度受賞者の柳広司さんとともに「待ってた」という衝撃の一幕でスタート。
 続けて、浅田次郎先生伊集院静先生がお見えになり、叱咤激励であれ御高評であれ、いずれにせよ圧壊深度を軽く超える言葉の重さに直面しながらの「祝宴」となりました。
 この現代に残る、本来の意味での通過儀礼なんじゃないかと思いました。死にそうでした。


※「二次会スピーチ」とは
 各受賞者のための祝宴にて、担当編集者による司会のもと選考委員の先生方をはじめ、ご来場いただいた恩義ある方々から祝賀という名の言いたい放題が繰り広げられることをいう。
 冲方の場合、先生方をはじめ、スニーカー大賞デビュー時の審査委員でありました水野良先生、評論家の大森望さん、マルドゥック・スクランブルの生みの親である早川書房の塩沢編集部長、そして蒼穹のファフナーおよびマルドゥック・スクランブル劇場アニメ担当であるキングレコードのプロデューサーよりお言葉をちょうだいいたしました。
 みなさん本当に、冲方が反論できないのを良いことに言いたい放題でございました。
 ありがとうございました。


怖いのは書くときであって評価されるときじゃない。俺だって、本当に書くべきかを考えて、怖くて手が震えるときがある
 浅田次郎先生。対面してのお話の際に。別の意味で震える言葉でした。勇気をいただきました。



いわれのないものを手にしてはいけない。己の手で作り出したものしか手にしてはいけない
 伊集院静先生。今回の受賞を機に、さまざまな誘いや美味そうな話があるだろうが、という戒めの言葉。ずしりときました。ありがとうございます。



良い絵だ
 伊集院静先生。会場で上映された『マルドゥック・スクランブル』劇場アニメのPVを観て一言。制作スタッフ全員に聞かせたい一言でした。