2009年12月1日火曜日

※本日の一言とお知らせ  本日発売 ※

テスタメントシュピーゲル1』 12/1発売
 「冲方丁、最後のライトノベル」
 いよいよスタート、全三巻――終わりの始まりを長期間かけての全力執筆である。




もしかしてシリーズ終わらせる気なの?
 スニーカー担当上司、『テスタメントシュピーゲル1』の原稿を読んで一言。担当いわく「今さら真面目に言われました」とのこと。



ぐちゃぐちゃになるんだよっ、この作品
 スニーカー担当。『テスタメントシュピーゲル』のためにシュピーゲル・シリーズの「人物相関図を作りなさい」と上司に言われて逆ギレした(らしい)一言。


52人
 スニーカー担当。『テスタメントシュピーゲル1』の「登場人物」の一覧を送ってきた際の、きわめて端的な一言。



ファン皆殺し文体
 編集。『マルドゥック・ヴェロシティ』やシュピーゲル・シリーズの文体について一言。


この文体の濃さは、短編一話をマンガ化するのに、単行本一冊分のページ数が要る
 講談社シリウス担当。『オイレンシュピーゲル』のコミック化について。


僕がやっていいと言ったばかりに
 早川書籍部長。『マルドゥック・スクランブル』の生みの親にして、『マルドゥック・ヴェロシティ』の文体にGOサインを出すどころか推奨したことについて。


俺は何の支障もなく読めるからいいんだよ
 角川書籍部長。シュピーゲルのクランチ文体について。早川書籍部長の元上司である。



青春の葬式というモチーフのために
 冲方丁。WebKadokawaのインタビューの返答。「なぜ『レクイエム』を構成に用いたか」について。


あっ、私まだ葬式やってない
 角川書籍担当。「青春の葬式」の一言について。


なぜあなたは退路を爆破するの?
 ライター。野性時代誌におけるインタビューの際、『テスタメントシュピーゲル』の帯の文句「最後のライトノベル」を見て。



だって編集長が『カッコイイから使え』って
 スニーカー担当。『テスタメントシュピーゲル』の帯コピー「最後のライトノベル」について。


こちらがラノベ業界の冲方丁にとどめを刺した編集者です
 冲方丁。スニーカー担当を紹介する際に。


今どき人生にくさびを打つなんて、なんだよ。みんなやんないよ。何信じていいかなんて分かんないんだから。あんたみたいな生き残り方する人が他にいないのは、あんたの行動が普通は夢だからだよ
 TOEプロデューサー。シンガポールのアニメイベントにて、「最後のライトノベル」宣言などについて。


アマチュアによる作品を、積極的に市場の利益や可能性としてとらえる
 角川書店。シンガポールのアニメイベントにおける登壇講演にて。ニコニコ動画やYOU-TUBEなどにおける、いわゆる「マッド作品」の中でも一定の基準を満たすものには、広告的価値があるとみなす。また、キャラホビやコミケなど、アマチュアが多数参加するイベントなどを、プロの誕生の場としてとらえるという姿勢である。海賊版すらも、「皮肉なことに」、市場の拡大を推進した。


入口は会社が作ってくれてる。出口は作家が自分で作るしかない。出口が次の入口になることを一人一人が身をもって示すしかない
 冲方丁。ライトノベルが「出版社が資本投下するコミックマーケット」として成長したという側面について。多くの会社がアマチュア・クリエイターに収入をもたらしてくれた。それは可能性への投資である。ではその可能性とは何か。デビューした一人一人が自ら定めていくことで、業界の新たなかたちを少しずつ作っていくしかない。「最後」や「始まり」を明言することもその一つである。そうした行いがなければ、いずれ業界の入口が人材過多で栓詰まりになる。ライトノベルの全レーベルの編集者を合計しても100人に満たない。それだけの人数で全ての書き手を担当してゆくことはいずれ不可能になる。結局、書き手が多すぎて新たに入ることが難しくなり、再び才能の損失が起こる。それは人災であり、誰の責任かと言えば、デビューした人間全員の責任である。